2つの目的
12の終活
終活には、2つの目的があります
終活の2つの目的
終活には大きく2つの目的があります。一つが、終わりに目を向けること。もう一つが、今を未来に活かすこと。
一般的に「終活」と聞くと、前者の「終わりに目を向けること」を思い浮かべる方が多いようです。確かに、終活には終わりに目を向ける役割があります。しかし、終活の意味はそれだけではありません。今を未来に活かす役割も担います。
「終」わりに目を向けること。「終」の終活。
今を未来へと「活」かすこと。「活」の終活。
終活は、終わるための活動ではありません。
正しくは、
「終活」=「終」+「活」
「終わりへ」と「活かす」。つまり、「終」の取り組み、「活」の取り組み、この二つ総称が「終活」です。
家族のための終活。自分のための終活。
「終」の終活、「活」の終活。それぞれは「誰のために行うか」という点においても性質が異なります。一般的には、「終」の終活は、遺族が困らないようにする要素の強い取り組みです。一方、「活」の終活は、自分らしく生きるための要素が強い取り組みです。
「終」の終活
「終」の終活には、(1)相続、(2)葬儀、(3)お墓、(4)生前整理、(5)意思表示、(6)生命保険があります。どれも遺族にとても大きく影響します。
終わりへ向けた終活
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(1)相続
自分の財産を誰にどうするのか。
(2)葬儀
喪主を誰にして、どんな葬儀を行うのか。
(3)お墓
宗教や地域のことを踏まえ、お墓をどうするか。
(4)生前整理
死後の遺品整理など、遺族の負担を軽減するための取り組み。
(5)意思表示
終末医療や介護は、どこまでをどうするのか。
(6)生命保険
遺族の経済的安定を図るための取り組み。
「活」の終活
「活」の終活には、(7)健康、(8)資産運用、(9)住まい、(10)介護、(11)仕事、(12)趣味があります。自分の人生を自分らしく生きるために欠かせない取り組みです。
今を未来に活かす終活
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(7)健康
健康寿命を長くするための取り組み。
(8)資産運用
老後の資産をどのように運用するのか。
(9)住まい
いつまで今の住まいで暮らすか。リフォームは必要か。引っ越すか。
(10)介護
自分らしく生きるため、どんな介護を望むのか。
(11)仕事
自分のため、世の中のため、生活費のため働く。
(12)趣味
いつまでも自分らしく、自分の人生を楽しむ。
「終」の終活と、「活」の終活をバランスよく
終活には、「終」の終活と、「活」の終活の二種類があります。
「終」の終活には、(1)相続、(2)葬儀、(3)お墓、(4)生前整理、(5)意思表示、(6)生命保険があります。終わりへ目を向けた終活です。遺族を困らせないための要素が強い終活とも言えます。
一方、「活」の終活には、(7)健康、(8)資産運用、(9)住まい、(10)介護、(11)仕事、(12)趣味があります。今を未来へ活かすための終活で、自分らしく生きるための終活です。
終活はこの二つ「終わりへ目を向けた終活」と「今を未来へ活かす終活」のバランスが重要です。
「終」の終活は遺族の負担軽減に大きく影響しますが、それだけでは、残りの人生がとても味気ないものになってしまいます。
終活と聞くと、終わるための準備に思う方がほとんどですが、今は人生100年時代。自分らしく生きるための「活」の終活も非常に重要です。ぜひ「終」の終活と、「活」の終活をバランスよく行ってください。
12の終活
以下に12の終活をまとめました。「詳しく見る」をクリックしていただければ、それぞれの詳細をご覧いただけます。大切なのは「終」の終活と、「活」の終活のバランスです。ぜひ終活の参考にしてください。
終わりへ目を向ける「終活」
「終」の終活
相続
自分の財産をどうするのか。争続を回避するには、何をするべきなのか。
「終」の終活
葬儀
誰を喪主にして、誰に参列してもらい、どこで、どんな葬儀を行うのか。
「終」の終活
お墓
戒名をどうするか。宗教や地域、墓守のことを踏まえ、お墓をどうするのか。
「終」の終活
生前整理
自身の死後、遺品整理など、遺族の負担軽減にも繋がる取り組みの一つ。
「終」の終活
意思表示
介護や延命治療をどうするか。終末医療等に関する自分の希望を家族に伝える。
「終」の終活
生命保険
遺族の経済的安定を図る。受取人の選定だけでなく、加入の周知も重要。
今を未来へ活かす「終活」
「活」の終活
健康
どれだけ健康で健やかにいられるか。健康寿命延伸の取り組み。
「活」の終活
資産運用
セカンドライフや老後を、金銭面において安心して楽しむための取り組み。
「活」の終活
住まい
今の住まいでいつまで暮らすか。リフォームや引っ越しも一つの手。
「活」の終活
介護
施設への入所か、自宅での介護か。自分らしく生きる介護について考えます。
「活」の終活
仕事
働く喜びのため、生活費のため、世の中のために仕事をし、社会と関わる。
「活」の終活
趣味
いつまでも自分らしく、人生を楽しむため、生きがいの一つとなる趣味を持つ。
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